今回はホームページの制作のほか会社紹介の動画制作もさせていただきました。
リニューアル前は長く運用していたこともあり、自社社員であってもサイト内で迷子になってしまうほど情報が多く散りばめられていました。
なので、当初の要望でもあったオンラインでの営業ツールとして下層ページで事業についてしっかり伝えていきたいとのことでしたので、担当者の方とはオンライン、オフライン含めて何度も打合せさせていただきました。

基本的なプロジェクト進行はお任せいただき、しっかり時間をかけて先方の理念や事業を理解し作成した下層ラフなどリニューアル前の課題であった「わかりやすいサイト」を意識したサイト設計を行いました。

構成やデザインを考える上で最も大切にしたのは、JITSUBO様のターゲット。
上記にあるようにJITSUBO様のターゲットは研究機関や開発企業ですが、それが日本よりも、海外の研究機関や企業が多いということでしたので、可能な限りグローバルなサイトにするというのが一番気を付けた部分です。

また、海外の方は日本人よりもシンプルなデザインを好む傾向があります。日本人は情報が多ければ多いほど安心する、説得力があると思いがちですが、欧米の方はその逆ですので、文字数も出来る限り抑えて必要最低限で伝わるようにしています。こういう構成、デザインにしておけば間違いないといった固定観念を捨て、お客様の目的に合わせた柔軟なWEB制作を心掛けています。

何を載せたいのかではなく、就職活動をされている方、転職を考えておられる方が何を求めているのかを徹底的に考え、業界のことから会社の社風、社員の声をとにかく分かりやすく載せていこうという方針で制作を進めました。

上記コーポレートサイトでも出した雰囲気の良さをより強調し、沖縄感全開でいくことによりITという専門業種へのハードルを少しでも下げられればという狙いでした。その甲斐もあり、リニューアル直後から求人の問い合わせが増えたというお声もいただき、ディレクター冥利に尽きるなぁ、と感じたことを覚えています。

あまりメジャーな業種というわけではないので、業務内容など詳細を常にお聞きしながら制作をスタート。担当の方のレスポンスがとても早くスムーズに制作ができました。

また、社名にもなっている「審（つま）びらかに、調（しら）べる」という言葉を大切にしておりサイトの中での表現を先方の担当者と会話して決めていきました。
公開してすぐに、求人の応募があったという連絡をいただいたのはとても嬉しく思いました。

ご依頼をいただいた当初は、一般的なコーポレートサイトとして、何をしている会社なのかが分かり易いように「コンサルティング会社・講演家っぽい」デザインにすることを考えて提案しておりましたが、ヒアリングしていくなかで代表が差別化を強く意識していることが分かり、さらにどのようにしたいかというイメージを強く持たれていたので、そのイメージを再現することに注力しました。講演のスケジュールページも、レイアウト・表記の仕方を綿密にやりとりして作りました。制作に時間はかかりましたが、今でも細かく更新してくださっているので、ご要望にお応えできて良かったと思ってます。